新しい一年を迎える玄関やリビングに、そっと“福を招く”しつらいを。
日本では古くから、縁起の良いモチーフを飾ることで「家内安全」「商売繁盛」「開運」を願ってきました。
Fuwa Marketでは、その想いを大切にしながらも、現代の暮らしに自然に馴染むデザインをセレクトしています。
今回は、新年の空気を華やかにしてくれる二つの工芸品をご紹介します。
左馬の置物|佐藤工芸
「左馬(ひだりうま)」は、山形県天童市で“福を呼ぶ馬”として親しまれてきた縁起物です。
「馬」の字を左右反転させると「うま」から「まう(舞う)」へと読みが変わり、「福が舞い込む」「商売がうまくいく」という願いが込められています。
佐藤工芸の左馬は、伝統の木彫技法を生かしつつ、淡い色合いで表現された柔らかな佇まいが魅力です。
可愛らしさの中に凛とした気配があり、玄関や棚にさりげなく飾るだけで、心がすっと整うような穏やかな空気を届けてくれます。
置物 古代ばば 赤/黒 2体セット|笹野一刀彫
山形県米沢市の伝統工芸「笹野一刀彫」は、一本の木から削り出す大胆で繊細な彫りが特徴です。
「古代ばば」と呼ばれる鶏の置物は、“目先が利く”“運をつかむ”などの意味を持ち、古くから縁起物として愛されてきました。
鶏は「高みを目指す象徴」ともされ、新しい一年を力強く見守ってくれる存在です。
赤と黒の二体セットは、対になる美しさが印象的で、空間に静かな緊張感と華やかさを添えます。
北欧インテリアにも自然に馴染むフォルムと色使いで、年末年始のディスプレイにも最適です。
日本の工芸には、願いや祈りを形に込める文化があります。
一年の始まりに、心を整え、福を迎える。
そんな“和の縁起”を、あなたの暮らしにも取り入れてみませんか。
